お施主様の声 Vol.1 木の経年とものづくりを楽しむ、無垢の木の家の暮らし

弊社では、「無垢の木」「自然素材」を使うことにこだわり、安心して過ごせる家づくりを大切にし続けています。

 

では、無垢の木の家の住み心地ってどんなものだろう。

 

お施主様から実際の声をお届けできたらと思い、この度私堤が取材させていただくことになりました。

 

 

今回取材させていただいたのは、手作りの石窯で焼くこだわりのパン屋を営む【石窯パン ガネッシュ】の、松下さんご夫妻。

 

 

 

13年前、ご自宅とパン工房を弊社で建てさせていただきました。

関西からの移住者でもあるおふたりから、移住のきっかけから実際の住み心地までたっぷりお話を聞かせていただきました。

 

 

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―ご主人のご出身は関西とのことですが、長野に移住されたきっかけは何ですか?

(ご主人)大学生活で慣れ親しんだ信州に帰りたくなり、会社勤めをリセットするため、木こりをしていた知り合いが住んでいた箕輪町に移住。初めは木こりをしながら築60年の古家に住む生活をしていました。

 

―木こりからパン屋に転身された経緯は?

(ご主人)何か面白いことをやってみたいと思っていたところ、たまたま見た新聞の図書紹介欄に『石窯の作り方、楽しみ方』という本を見つけ、木こりをしていた時に間伐材の有効利用をずっと考えていたので「これだ」とひらめきました。

パン作りの経験はありませんでしたが、ひとり暮らし歴が長くよく料理をしていたこともあり、石窯を手作りしてやってみることにしました。しばらく古家にてひとりでパン屋を営んでいましたが、趣味である登山を通して知り合った大阪出身の奥様と結婚。7年後に新たな住宅と、現在のパン工房を作ることとなりました。

 

 

―有賀製材所を知ったきっかけを教えてください。

(奥様)知り合い経由でたまたま訪問した家が有賀製材所で建てた家。初めて板倉作りの無垢の木でつくられた家を見て、その魅力を知りました。木についての知識がなかったので、いろいろ教えていただきながら打ち合わせを重ねていきました。

 

―無垢の木の家、実際に住んでみてどうですか?

(奥様)木が湿気を吸ってくれるのを感じます。特に梅雨時期、木が調湿してくれるので、室内がじめじめするのもあまり感じません。木のちからってすごい。ここは山から川沿いに風が下りてくる立地なので風がよく通ります。冷房設備はありませんが、夏も過ごしやすいですね。でも、最近の信州は暑くなったので冷房が欲しいなあと思うことがあります。

 

 

 

無垢の木なので、必要になったときに棚や仕切り壁を作り足すことができます。有賀さんに材木を用意してもらいデッキも作りました。子どもの成長とともに、生活スタイルや趣向の変化に応じて、自分たちの好きなように暮らしづくりを楽しめるのは無垢の木の家だからこそだと思いました。

 

 

それと、ペチカが最高です!寒くて嫌だった冬が好きになったくらい、暖かくて心地良く過ごせます。

 

 

―もともとペチカを入れたいと考えていたのですか?

(奥様)いえ、最初は薪ストーブの予定でした。薪窯でパンを焼いているという経験や、メンテナンスの負担を考慮し、設計士(代表 有賀)がペチカを提案してくれました。薪ストーブと比べて手入れが楽なのと、薪の消費量が少なくて済むので入れてよかったです。

 

※現在はこちらのレンガの取り扱いはございません。

 

 

―薪仕事はどれくらいのペースで行っていますか?

(奥様)休日を利用して1か月に2~3回。購入した丸太を主人がチェンソーで切り、私が薪割り機を使って割っています。お店の石窯の分と、ペチカの分。薪仕事は1年中ありますし、体力も使うので、好きでなければ続かないと思います。

 

 

そして、何より伝えたいのが、お家を建てた後も、細やかに対応してくれること。ちょっとしたことでも丁寧に相談に乗ってくださいます。ここ、強調しておいてね!!!(笑)

 

 

―そのように言っていただけること、本当にありがたく感じます。何かあったらいつでもご相談ください。これからもよろしくお願いします。

(ご主人&奥様)よろしくお願いします!

 

 

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終始和気あいあいとした雰囲気の中でお話をしてくださった、松下さんご夫妻。「打ち合わせもこんな感じだったよね〜」と、いまと変わらない当時の様子を垣間見れた瞬間でもありました。

 

ものづくりが好きというおふたり。実際にご自宅を拝見して、経年変化によってより味わい深くなった木に、棚やデッキ、薪棚などの手作りのものが組み込まれているのが印象的でした。

お部屋の至るところに、手作りの空間がちりばめられ、その一つひとつにストーリーが宿っている。長年にわたって、無垢の木のある暮らしを楽しまれているご家族の姿がぱっと目に浮かんでくるような空間でした。

 

無垢の木の経年変化は、手作りの空間を引き立たせるだけでなく、ご家族と共に呼吸し生きてきたような深みを感じられました。

 

 

松下さんご夫妻が感じてくださったように、住宅は完成してからがはじまりで、私たちが最も大切にし続けている部分でもあります。実際の暮らしの中で、気になることなどございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

この度は初めての取材、不慣れな点も多々ありましたが、快くご協力いただきまして本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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<店舗紹介>

 

気さくで明るい雰囲気が印象的なおふたりが営む【石窯パン ガネッシュ】。

箕輪町長岡の、もみじ湖の入口にある人気のパン屋です。

天然酵母や国産小麦、お砂糖は洗双糖を使用。添加物なども一切使用されておりません。素材一つひとつへのこだわりが感じられる、身体にとてもやさしいパンです。私自身ガネッシュのパンのファンのひとり、石窯でじっくり焼きあがったパンの、ふんわりと柔らかい甘みがだいすきです。

 

バリエーション豊かな食パンに、りんごやチョコクリームなどのおやつパンも充実しており、大人も子どももやみつきになること間違いなし。お気に入りのパンを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

店主のおすすめは、石窯ならではの風味や食感を楽しめるクルミレーズン。

 

 

木の温かみを感じられる空間に、焼き立ての香ばしいパンの香りが漂う工房。ぜひ足を運んでみてください。
店舗の営業時間は午前のみですが、スーパーや道の駅での購入もできます。

 

 

 

 

 

<店舗情報>

◎住所

箕輪町東箕輪470-1

◎電話番号

0265-70-7919

◎営業日

火曜日~土曜日(日・月休業)

◎営業時間

10:00~12:00

 

<購入できる店舗>

・Aコープ 伊那中央店

・ベルシャイン 箕輪店

・みのわテラス

・あじーな

・グリーンファーム

・ニシザワ食彩館 辰野店

・道の駅 花の里いいじま

 

 

 

南箕輪小学校 製材所見学

お久しぶりの更新となりました、堤です。

 

9月に入り、朝晩は涼しく秋めいてきましたね。

 

さて、今日は南箕輪小学校の5年3組の皆さんが製材所見学に来てくださり、実際の製材や加工の様子を見ていただきました。

 

 

はじめは緊張の面持ちで、恐る恐る製材機の方に近づいていく子どもたち。

 

スタッフと一緒に、製材された板を運んでみたり

 

直接話を聞いてみたり

 

↓モルダーで加工する様子も見てもらいましたが、
加工前と加工後の手触りの違いに驚いていました。

 

次第に木との距離が縮まっていく子どもたち。

製材したての木を五感で楽しんでいただけたことと思います。

 

製材されていく一枚一枚の板をじっくり観察している子、
スタッフの動きをじっくり見る子、質問している子。
見たこと感じたことを熱心にメモを取り、
中にはスケッチで表現している子もいました。

 

先生方含め大人も子どもも
熱心に製材所の仕事を知ろうとしてくれている姿に、
とてもうれしく思いました。

 

木が身近な環境で暮らしていても
実際に木が製材されるところを見て、
家の一部になるという過程を知る、ということは
なかなかない貴重な体験だったのではないでしょうか。

 

この経験が、未来ある子どもたちにとって
森や木に興味を持つきっかけになってくれたら幸いです。
またいつでも遊びに来てくださいね。

 

有賀製材所ではこうした見学も随時受け入れしております。
お電話にてお気軽にご相談ください。