木の家作り

木の家作り

板倉の家  ~落とし込み工法~

木の家作り 木の家作り

『板倉の家』の最大の特徴は、壁の構成にあります。
厚さ約30mm(1寸)の無垢の杉板を溝を突いた柱と柱の間に『落とし込む』ことで壁面を作ります。
上棟と同時に間仕切り壁が出来上がるのが特徴です。
落とし板には本実(ほんざね)加工を施すことで板と板がしっかりと組み合い、 継ぎ手の反り・ねじれの防止に役立ち継ぎ目を美しく見せています。

◆本実加工とは板側面に雄実(凸型)と雌実(凹型)を施し継手とする加工

内壁の仕上げは、落としの杉板をそのまま見せることも可能ですが、好みによっては更にその上に腰板を張ったり、左官材(漆喰や珪藻土)で仕上げたりも出来ます。
また外壁は落としの杉板の外側に断熱材を張り巡らせ、その上に耐候性の強い唐松の板や、内壁と同じ漆喰や珪藻土などの左官材を使い、木の家らしい表情豊かな外観に仕上げます。
無垢の厚板に囲まれた室内空間は、断熱性・保温性・調湿性が高まり、 四季を通じて過ごしやすい環境を作ります。

自然素材を使うこと

木の家作り 木の家作り

住宅とは人が生きていく中で最も重要な三大要素「衣・食・住」のうちの一つであり、言ってみれば『命』に直結する大事な要素です。
ところがその『命』が、 現在建てられている多くの住宅によって脅かされているという、何とも皮肉な状況が日本のあちこちで起きていることも事実です。
私たちは、住宅を建てる上で極力自然素材に近いものを使いたいと考えています。
それは一にも二にも住宅が人の命を脅かすことがあってはならない、との思いからです。
また遠い将来、住宅がその役目を終えて解体される時にも、ゴミとならずに土(自然)に還る素材のものを極力使いたいとの思いでもあります。
もちろん、どうしても化学製品素材に頼らざるを得ない現状もあることは事実ですが、製材所として「無垢の木」こだわることと同じように、 工務店として「素材」にもこだわって家造りをしたいと考えています。

世界でひとつだけの木製建具・家具・キッチン

建具屋さん、家具職人さん、ステンドグラス作家さんと一緒に世界でひとつつだけの自分が使いやすくて長年にわたり愛着の持てるものを作ってみませんか?お気軽にご相談ください。
施工事例を見る